味のないパンにも味があると思う。

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味のないパンにも味があると思う

夜は短し歩けよ乙女がアニメ映画化だって?その前に130万部売れた原作を読むべし!

こんにちは。嫁の尻に敷かれる社会人ムロタピーズです。

私の大好きな小説「夜は短し歩けよ乙女」がアニメ映画化ですと!?

とても嬉しい!嬉しいついでに、より一層映画を楽しむために原作小説をあらかじめ読破しておくのはどうでしょうか?

原作小説のもつ独特の雰囲気は、映像では伝えられない魅力もたっぷりと含んでいると思います。

くつろぎながらごゆるりと読んでいただけると嬉しいです。

アニメ映画化にあたって

原作の小説を何度も読み返している大好きな1冊。

最近アニメ映画化が決定したことを知り何故いまごろと驚きつつ上映を楽しみにしています。

星野源さんが声優を演じるので楽しみな方も多いのではないでしょうか?

この作品は、著者である森見さん独特の文体が、物語全体の面白おかしさを際立たせていて世界観にどっぷりはまることができました。

そんな私の感想の反面、この独特の文体がなかなかとっつけなかったとの声も耳にたことがあります。

アニメ映画化においては、「読む」から「聞く」「見る」に変わるわけですから、苦手意識を持つ人も少なくなりこの作品について多くのファンができることをひそかに期待しております。

 

どんな物語の小説なの?

私がこの小説に出会ったきっかけは本屋大賞の特集コーナーでした。文庫表紙から漂うレトロ感に一目ぼれ。

物語は、「黒髪の乙女」に恋をする「先輩」が色鮮やかな京都を舞台に彼女の姿を追い求めます。にぎやかな夜の京都、蒸し暑い古本市、青春の爆発である学園祭、荒涼としたクリスマス。

読んでいるともう一度学生に戻りたくてたまらなくなる情景が浮かぶ恋愛青春ファンタジーの大傑作です。

「先輩」が「黒髪の乙女」に振り向いてもらうために立てる作戦と行動は、恥ずかしい、目をそむけたくなる、痒くなるの三拍子です。ちょっと間違えればストーカーです(笑)それがとても滑稽で面白いのですが、若かったころの自分と照らし合わせて「先輩」の感情が手に取るようにわかってしますのです。

あぁなむなむ。私も好きな子の前に偶然を装って登場していたな。恥ずかしや~。

舞台の京都は皆さんの知っている京都とは一味違い、まるで夢の中で遊んでいるような日常と非日常が混じりあう京都

そこで起こる珍事件の数々と個性あふれる曲者たちの間で動く「黒髪の乙女」と「先輩」の運命の歯車。

色鮮やかな京都にレトロ感が加わってポップでキュート摩訶不思議な独特の世界観にどっぷりと浸ることができますし、モラトリアム時代に想いを馳せながら青春時代にタイムスリップすることができるでしょう。 

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作品の魅力は?

「おともだちぱんち」「なむなむ」「ナカメ作戦」小説に出てくる言葉の数々が強烈で、自分の中の流行語大賞になるくらいツボにくるものばかり。

作中にたびたび出てくる偽電気ブランや赤玉ポートワインが飲みたくてたまらなくなる。

「黒髪の乙女」は何故か馬鹿デカイ緋鯉を背負っていて、林檎飴をペロペロなめる。

情けない「先輩」はまるで私のように情けないので目を離せない。

非日常と日常が混ざるモラトリアムなキャンパスライフを優しく包み込む京都の町並みと個性豊かな登場人物。

跳ねるような色鮮やかな世界。

作品全体を覆う雰囲気がとても魅力的で、レトロでポップでキュート。

小説を読んでここまで「学生時代に戻りたいな」と感じることや「京都にいきたい」と思うえるような作品にめぐり合えることはなかなかありません。

この世界に迷い込んで間違いないでしょう。

 

作品の背景

著者の森見登美彦さんは1979年奈良県でうまれ、京都大学院を修了。2003年「太陽の塔」で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビューします。

太陽の塔ももちろん読みましたが、大学時代の恋愛や部活など悩んだ思い出を鮮やかに思い出させてくれる良い作品です。

その後2007年「夜は短し歩けよ乙女」で山本周五郎賞を受賞します。

夜は短し歩けよ乙女では、同著者の「四畳半神話大系」にも出てくる「樋口師匠」と「羽貫さん」という同じ人物がでてきたり(同一人物だとはうたわれていません)作品同士でかすかな繋がりがでてくるところがファンにはたまりません。

最新作は「夜行」が16年10月に発売されています。

こちらはレトロポップから離れた少し背筋がゾワっとするような、しかしいつものどこか夢の中にいるような不思議な不思議な作品でとても面白い作品です。

是非読んでみるべきである

私は年間50冊ほど小説を読み、10年間でかれこれ約500冊以上の小説を読んできましたが、この「夜は短し歩けよ乙女」はトップレベルに入る面白さです。

ですので、このように書評を書かせていただきました。

レトロでポップな世界観。摩訶不思議な京都で、大学時代のきらびやかな青春と恋愛ファンタジー。何か1つでもピンとくれば買って損はないと思います。

是非、アニメ映画前に原作の魅力にふれてみませんか?

最後までお読みくださりありがとうございました。